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研究科長あいさつ

水産・環境科学総合研究科長 萩原 篤志

長崎大学大学院 水産・環境科学総合研究科へようこそ              
 

食と環境の時代

21世紀は食と環境の時代です。世界にも地域にも、食料と環境の多くの問題が山積みとなっています。
これらの問題解決に取組み、そのための人材を育成していくことが私たちの責務です。
水産・環境科学総合研究科では、水産科学と環境科学との融合を推進して、これらの問題解決に貢献する高度専門職業人や優れた国際性を有する研究者の育成に取り組んでいます。
国連が2030年までの間に世界で達成しようと掲げている「持続可能な開発目標(SDGs)」には17の大きな目標がありますが、その中の「海の豊かさを守ろう」と「陸の豊かさも守ろう」は、 まさに本研究科が直接取り組んでいる教育研究の内容と言えます。

多様な教育研究分野

水産科学や環境科学の対象は、自然や人間社会です。研究の対象も分子のようなミクロの世界から、地球全規模の問題を扱う場合まで様々です。
具体的な研究分野として、気候変動、生物多様性、環境汚染や放射能を扱う研究、自然エネルギーの研究等々、
地球環境と人間社会の調和を目的とする環境科学領域や、海に目を向ければ、多種多様な海洋生物を対象とした
基礎研究と産業への応用を研究する水産科学領域があり、その内容は幅広く多岐にわたっています。
これらが最先端の研究活動を行っていることは、「近未来の海洋環境変動に対するトラフグを貴塾とした海洋生態系機能の把握と活用」や「地域の水循環社会創成を目指した文理融合型研究」などの グループ研究が長崎大学の7つの重点研究課題の中に取り上げられていることからも垣間見ることができます。
本研究科は約90名の教員が、180名を超える大学院生、若手研究員と共に、多種多様な研究活動を展開しています。本研究科で勉強してみたい,研究活動に参加してみたいと考えている皆さんは、 ぜひ私たち教員のホームページをご覧ください。興味のある研究分野がきっと見つかると思います。

地域とグローバル社会での水産・環境総合科学

水産科学や環境科学という学問分野は、地域で得た研究成果が、そのまま世界の最前線の研究になる分野です。
そして海と陸と空で囲まれた変化に富む地形と多くの島々をもつ長崎は、この分野の教育と研究を行う上で、最高の条件を備えています。その一助となるよう、研究科内にはアジア環境レジリエンス研究センターを発足しています。
また、長崎県は日本を代表する水産県でもあります。私たちの大学院は、これからの時代の地方大学にとって、まさに相応しい大学院だと言えるでしょう。
海を越えた活動として、本研究科では本学の海洋未来イノベーション機構と連携し、中国、韓国、台湾、ベトナム、ケニヤの大学に海外拠点や交流推進室を設置し、学生交流や共同研究を行ってきました。 台湾の二つの大学との間ではダブルディグリー制度が設けられています。
そのほか、本研究科が特に力を入れて交流している大学が、フィリピン、マレーシア、タイ、インドネシア、オーストラリア、ベルギー、ノルウェー、スウェーデン、スコットランドなどにあります。 最近では、イギリスの大学との間で大学院院生の短期派遣交流も軌道に乗りつつあります。
これらのリソースを活用した教育研究を推進すると共に、地元の自治体との包括連携協定を活用し、地域の産業界や自治体と連携した人材育成や、地域にイノベーションをもたらす研究活動に取り組んでいます。
私たちは、社会に拓けた大学院です。安全で豊かな社会を築き、未来の人々に豊かな生活を贈ることができるよう、共に頑張っていきたいと思います。

2019年4月
長崎大学 水産・環境科学総合研究科長 萩原 篤志

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